【中国の脅威】ソロモン諸島が中国と国交樹立【第三列島線への侵攻始まる】
中国がその触手を東太平洋まで伸ばそうとしている。
【台北、シドニー共同】台湾の呉ショウショウ外交部長(外相)は16日、台北で記者会見し、南太平洋のソロモン諸島と断交したと発表した。ソロモン諸島が同日、中国と外交関係を結ぶことを決めたのを受けた措置。台湾独立志向の民主進歩党(民進党)の蔡英文政権が2016年5月に発足して以降、台湾と断交したのは6カ国目。
台湾と外交関係がある国は16カ国と過去最少となった。中国は「一つの中国」原則を認めない蔡政権への圧力の一環として、国際社会で台湾を孤立させる戦略を強化してきた。
蔡政権になってから、ミクロネシアが芳しくない。
すでに5カ国が、中国の手中に堕ちた。
台湾総統の蔡英文氏はTwitter上で、日本語にて下記の通り配信
ソロモン諸島との外交関係の終焉が示すのは、中国が絶えず台湾を国際的に孤立させようとしているという事実です。それによって台湾の人々の勇気をくじき、「一国二制度」を受け入れさせようとしているのです。われわれの答えは明快です:断じて受け入れません。
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) September 16, 2019
軍事戦略として、中国が公式に表明しているものに、
第1〜3列島線への勢力拡大がある。
海上保安庁による中国漁船の厳重な警戒態勢が続く。
今後も石垣島に増強予定である。
しかし、第三列島線へ中国の触手が伸びれば、日本は挟み撃ちになる。
安全保障・防衛での二正面作戦はかなり厳しい。
(米国がイランへ圧力を掛けるためには、
北朝鮮と融和路線への切り替えを必要としたように)
かつてミクロネシアにおける中国の進出を危惧した、
安倍総理は、第一次政権時代に、
日米豪での戦略対話を頻繁に開催し、中国を牽制した。
しかし、旧民主党政権に移り、はたりと途絶えてしまう。
そこで、勢いを取り戻した中国は、
巨大な経済支援をちらつかせ、ミクロネシアの国々に軍港を増設した。
中国企業ファーウェイによる海底ケーブル開通事業もその一環であった。
第二次安倍政権になり、再度、日米豪が結束したが、すでに遅かった。
【民主党政権の暗黒時代のツケ】である。
政治の空白を生むことは、
国家にとって取り返しのつかない代償を負うことである。
忘れてはならない。
https://special.sankei.com/a/international/article/20190501/0001.html